事業の社会貢献性への共感と、個人的な出来事から建設DX事業に意義を感じるタイミングがちょうど重なったことがきっかけでした。
会社選びの軸として社会貢献性を重視しています。
転職活動の少し前に家を建てたのですが現場作業にあたる方たちが紙をベースに様々な手間を抱えながら仕事をしていることに、とても驚きました。
それまで、建設業の課題やIT活用などを知らずにいたのですが、スパイダープラスのウェブサイトを見て、自身の家を建てることを通じて目の前で見たことが業界課題の一端であることを実感し、事業の社会貢献性の高さを感じました。
加えて、もう少し個人の裁量の大きな環境に移ることで、チャレンジできることが増え、仕事の経験の幅をより豊かにできるのではないかと考えたのです。
スパイダープラスに目を留めたきっかけを教えてください。
社員が増加を続ける中で、HR部の役割が変わってくることはありますか。
先手を打って働くチームでありたいという考えは変わりません。
例えば3年後に事業や組織の目指す方向に向けてどんな組織でなくてはいけないか、それに伴って起きうる問題は何かを予測し、「健康経営」などを意識して対策として制度を作っていくことを目指したいと考えています。
そのためには、経営や事業が向かう方向を捉えることで、対処できる制度を先に作っていくことができると思います。
こうしたことを常にできるチームでありたいです。
実際には、制度を作ることは一昼夜では進みません。
スパイダープラスの事業や、スパイダープラスが向き合う建設業界の課題は変化のスピードがとても早く、未来を見据えて立ち回るのは容易ではありません。
何かと先が見えにくい時代ではありますが、それでも何かしら対処をしていかないと後手になる一方です。
変化が多いと一言で表す一方、人間が変化に適応するのは言葉ほど簡単ではないところもあります。
適応しづらいメンバーがいるときに、HRとしてできることは何かを考えたり、事情や当人の感情も汲み取った上で果たす役割があるはずです。
どんな時でも心理的安全性を高めるために相談する先があることや、気持ちを置き去りにされたと感じて働くことが苦しいことにならないためにも、人との関係を築けるように制度や仕組みを整えていきたいです。
現在の業務について教えてください。
働きやすい環境を整備・維持するために、問題を抽出し、対話を重ねることに取り組んでいます。
スパイダープラスでは先日、新たなバリュー(※経営理念の一つ)が決まりました。
部署でも「顧客ファースト」など、バリューを構成する概念をしっかり話して明確な理解のための取り組みをできるだけたくさんしています。
そうすることでHRのメンバー一人ひとりが、自らも事業に関わっていることを実感することができます。
役割や組織の見直しが多ければ、上司やメンバーが変わり、関係構築をもう一度最初からしなくてはなりません。
その難しさに対して、部門を問わず共感があります。
信頼関係の構築はすぐにできるものではありませんが、先ほどもお話した感情の問題など、実は置き去りにされがちな重要な問題について丁寧な説明を重ねていくことで理解を促進し、よりよい人間関係を土台とした働きやすい環境を作っていくことが必要です。
一人の人間として、スパイダープラスを選んで良かったと感じることは何ですか。
人的環境の良さです。
これは皆が言うことですが、社員の人柄が皆いいです。
その分コミュニケーションのしづらさがないですし、何か話すとわかってもらえます。
業務で相談があると快く受けてもらえますし、部門を超えてスパイダープラスという組織の仲間だという意識が強いように思います。
HR部では仕事柄、行き違いが生じた際に当人たちの間に入ってヒアリングを行うことなどもありますが、両者の主張が違ってもそれぞれが着地点を見つめながらコミュニケーションができますし、両方の人から入ってもらえて良かった、と言われるとここで働いていて良かったなと感じます。

スパイダープラスの今の姿をどんな風に見ていますか。
スパイダープラスではARR100億を目指すという計画のもとでそれぞれが業務に取り組んでいます。
そこに向けて組織が成長するならば社員数はもう少し増加を続けていくはずです。
昨年からはプロフェッショナルサービスにも力を入れていますが、目標を達成していくためには、これまでとは違う職種が新たに生まれたり新たな役割を追うメンバーが増えたりすることがあるだろうと考えています。
そうしたことは事業やそのための手段が変化の只中にあればこそです。
スパイダープラスの事業の特性から考える、HR部の課題について教えてください。
スパイダープラスは当初期待した通りに、社会貢献性の高い事業を、個人の高い裁量とともに進めている組織です。
顧客を取り巻く課題に対して柔軟に対応していくために社内組織の見直し頻度も高いです。
こうしたときにコミュニケーションがどこでも常にスムーズかというと、そうではないことがあります。
経営側としては仕組みを見直すことで個々のコミュニケーションをめぐる課題を解決しようという意向が強いです。
一方、一人ひとりは異なる人間のため、仕組みが余さず物事を拾うことができるわけではなく、コミュニケーションで生じる個々の感情の問題の中には置き去りになることが、どうしてもあります。
組織変更や入社が多いからこそ、心理的安全性をもっと高めていくような関係構築を助けるトレーニングを入れていくことなどは、全社で連携して進めていきたいです。
今後会社をどうしていきたいですか。
社員としてすべきことはミッションの実現です。
そのために社員の皆さんが自分のやるべきことを明確にし、それがゆえに楽しくやりがいを持って働くことができる組織であることが欠かせません。
そのためには対話を重ねていき、一人ひとりにとって働きやすい環境を率先して整えていきたいです。
これからスパイダープラスに加わる方にメッセージをお願いします。
スパイダープラスは制度や人的環境など、何かと働きやすさのある環境です。
事業の成長につれて会社も人も日々成長して変わっていく最中にありますし、チャレンジできることも沢山あり、手を挙げた人を支える仕組みもあります。
変化を楽しめる人に、ぜひ入ってきてほしいです
